軽トラックにFF駆動が無い理由 軽トラにはどうして前輪駆動車がないの?

なるほど 軽トラ豆知識

軽トラックは様々な会社から発売されており駆動形式も様々です。では軽トラックにどのような駆動形式が採用されているかと言うとまず代表的なのはFR駆動形式です。これはエンジンを前方に置き後輪を回して進む形式です。主な軽トラックに採用されているものであれば、スズキのキャリイ、ダイハツのハイゼットトラック、ミゼット2等があります。

次に上げられる駆動形式としてはMR駆動形式で代表的なものはホンダのアクティトラックなどです。MR駆動の特徴はホンダのアクティの場合ですとエンジンが荷台の下にあり、エンジンは車体の真ん中より後ろにあるのが特徴です。

最後はRR駆動形式です。代表的な車はスバルから販売されていた2012年3月までのサンバートラックがRR駆動です。RR駆動の特徴はサンバートラックの場合ですと、荷台の後ろぎりぎりにエンジンが搭載されています。

ここでお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんがFF駆動はどうしたと思った方がいると思います。ですがFF駆動は軽トラックやトラックの場合、論理的に考えると意味がありません。それどころかデメリットが表面化してしまいます。その理由を説明しますと、トラックは後ろの荷台に荷物を積み込みます。その際に重心が後ろによります。前が回転するFF駆動方式ですと前方のタイヤの回転は前側が浮くことになるのでロスしてしまいます。だから、効率的にトラックの後ろに物を載せて走る駆動方式はFR,MR,RR駆動になるのです。

じゃあ、前方を重くすればFF駆動でも走れるのではないかと考えた人も昔の人の中にはいました。ですが、軽自動車と言う分類で前方を重くするのにはリスクがあり、ただでさえ小さなエンジンでエンジンの容量も660cc以下の大きさと決められていますので錘を積んで重くすることにメリットはありません。ですから、軽トラック、またはトラックにはFF駆動が無いのです。

2WDと4WD駆動の必要性

軽トラックが後輪駆動なのはこれで分かったはずです。では4WD,四輪駆動は何故必要であるかをお話しましょう。軽トラックやトラックでの四輪駆動の必要性は悪路走行の突破効率のよさにあります。ぬかるんだ泥道では後輪だけが回っている車よりも前方のタイヤも一緒になって回ってくれた車のほうがぬかるみを突破しやすいのです。

前方のタイヤが回ることにより推進力が生まれますし後輪が回ることでも推進力が生まれます。どちらか一方がぬかるみから抜け出せばその分さらに推進力が生まれるのが四輪駆動の特色です。後輪駆動だけだと、後輪が抜け出さない限り何時までたっても泥沼の中にいるままです。

しかし、四輪駆動はデメリットもあります。一つはハンドリングが重くなることと、4つのタイヤすべてを回転させるため摩擦傾向が増え速度が低下し燃料の消費が増えるという問題です。その問題を解決する為に軽自動車では四輪駆動と二輪駆動を切り替えられる仕組みを導入した車が多くあります。この切り替えられる仕組みを導入したことで悪路走行以外は後輪のみの駆動で走り燃費とハンドリングを向上させて走り、悪路では四輪駆動に変更することで、悪路の突破性能を向上させることが可能です。

軽トラックは農家の方や植木職人土木職人の方も使用しますのでこういった、車の特性を変更させる機構という物は必要不可欠になります。農家の方は畑仕事や森林の伐採などで足場の悪いところを走る場合もありそういった場合は四輪駆動で走れる自動車が望ましく、普通の舗装された道路を走る際は二輪駆動が望まれるのはそのためです。中には駆動形式を変更できないタイプの軽トラックもありますが、そういったトラックはそれぞれの使用方法にあった道路を走る為に設計されていますので購入する際には注意して購入しましょう。

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